ミッドナイト・イン・パリ
先日買い付けの為に訪れたロンドンとパリ。初日からトラブルがあり出鼻を挫かれましたが、終わってみればいい旅でした。会いたかった人に会えたり、10年以上ぶりに再会した友人がいたりと出会いに恵まれましたね。現在は秋冬に向けて絶賛オーダー中。悩みに悩みますが、未来を想像することはやっぱり楽しいです。期待していてください。

帰国後一発目の入荷はSUNSEAから。ここからいわゆる春夏らしいプロダクトが続きます。

SUNSEA MID-NIGHT COAT
Colour: BK
Fabric: Cotton 100%
(LINING) Polyester 100%
Size: 2
Price: 121,000円(税込)
ここ数シーズン店頭で感じるのは、コートの需要減。福岡は車社会・バイク(チャリ)社会なので、コートは実用的ではないとの観点からブルゾンを好む人が多いように感じます。僕自身もそれは凄く理解できます。ただ、先日の海外出張ではコートを引っ張り出して持って行ってたのですが、やっぱりコートにしか出せない雰囲気とかっこよさというのは確実にある。改めて、良さを再認識したばかりの所にこれ。思わず、「グッドリズム‼︎グーードッ ウィドゥム‼︎」と心の中で叫んじゃいました。


形は28thのコレクションでリリースされていた「RAKUDA Coat」とベースは同じですが、ややゆったりとしたサイズ感へとアップデート。素材もコットン100%に変わり、軽やかな印象が増しています。裏地はポリ100%。先にリリースされた「N.M THICKENED w/耳 MA-1」の裏面と同じもので、30thを象徴するものとなっています。
そして、やはり着用した時の佇まいの良さが光ります。長めの丈は一見難しいと思われがちですが、SUNSEAのパターンの妙で身長関係なく凄くスタイルよく見せてくれます。これは是非着てみてください。





襟を立てたり、ウエストを絞ったり、内側の左脇下にベルベット生地のストラップがついていたりとスタイリングを楽しめるディテールも顕在。

“スター” と “ムーン” のピンズをラペルに挿した遊び心とロマンティックなプロダクト名。サプライヤーカラーは黒となっておりますが、少し明るい黒(濃紺っぽい黒)とでも言いましょうか。少なくともナイスマテリアルよりは明るいです。ここからは僕の勝手な見解ですが、この繊細な色合いは月夜に照らされた様を表現しているんじゃないかと思うんです。真っ黒な闇夜ではなく、月明かりでほのかに明るい外。このコートからはどこか幻想的な感覚を覚えると言ったらカッコつけすぎでしょうか。
是非店頭でお試しください。







