Marina Yee AW22 Collection
入荷してから少し日が経ってしまったのと、想像以上の反響で残り2型となったMarina Yee。個人的にもお取り扱いを始めさせて頂いてから最高のシーズンだと感じていたので、マンモスうれPです。最高のシーズンと言っても彼女が作る洋服はどのシーズンも素晴らしいですが、今季は何よりそのラインナップ(と価格も)の幅が拡がった事がいいなと。これだけデザイナーやブランドのアーカイブがディグられる現代においても、全くと言っていいほど見る事がないMarina Yeeの洋服。モード史において外すことの出来ない存在ながら、最もミステリアスと言われる彼女の洋服を同時代に現在進行形で手に取って着用できる事はとても価値があると思います。
Marina Yee M.Y. UPCYCLE COUTURE COLLECTION Half-a-Jack
Colour: Ochre-Red Checks
Size: OS
Fabric: Wool
Price: 293,700円(税込)
とにかく度肝を抜かされた一着。今まで見た事がない、理解するのに時間がかかる…いや、理解なんか出来ない。だからこそ、強烈に惹かれました。「衣服とは?」という当たり前すぎて今まで持ち得なかった疑問を問われたような感覚。そういった問いかけはアートにも近いけど、これはしっかり衣服。そのバランスが最高。
見応えたっぷりのディテール。どんな言葉で飾り立てても足りないくらい、洋服自体の魅力迫力が違います。
初のセーターも登場。少し甘めのミドルゲージのクルーネックで、サプライヤーカラーはFOREST(グリーン系)ですが、よく見ると赤や様々な濃淡の緑の糸が使われていて奥行きのある色合い。シルエットはやや身幅広めのリラックスフィット。と、ベーシックなニットのように聞こえますが、Marina Yeeのデザインはどこか違和感を与えます。つまり、普通じゃない。
Marina Yee M.Y. KNIT 2
Colour: Forest
Size: S, M
Fabric: Wool
Price: 83,600円(税込)
まずはこの風車のような折り紙デザイン。Marina Yeeを代表するテクニックですが、またニットになると見え方が少し変わります。少し中心からずらしてるのもニクイ。
そして、このリブの長さ。伸ばすとアームウォーム的な雰囲気もあるし、溜めても面白い見え方がする。そして前後で丈の長さが異なるバランス感。ここら辺の加減が抜群です。
情報過多で過剰な今。Marina Yeeのクリエイティビティは静かにそして控えめに洋服で表現されるけど、それは誰よりも力強くタイムレスだと思います。
是非店頭またはオンラインストアで。