ABOUT AITOR THROUP
当店ではCOTTWEILER以来となるロンドンのブランド「AitorThroup’s TheDSA」を新しく取り扱います。ブログが遅くなった理由は、僕からすると畏れ多いほど憧れのデザイナーの一人だし、こんな “ゆってぃ”とか出てくるブログに書くのは憚れるし、何より彼のこれまでの功績をしっかりと伝えれるかなとビビってたのが大きい。
でも書く。書いて、少しでも多くの人に伝える責任があると思って。何故なら、確実に彼はメンズウェア史において名を残す人物だから。
デザイナー、アーティスト&クリエイティブディレクターAitor Throup(アイター・スロープ)は1980年アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。その後、スペイン→イギリス・バーンリーに10代の頃移住。彼のそばには常にフットボールがあり、大いにその影響を受ける。そして、2006年にロンドンの名門Royal Collage of Artを卒業。
卒業後、自身が主宰するデザインスタジオ「A.T.Studio」を設立。彼のファーストコレクション “The Funeral of New Orleans (Part One)” を発表。その後、”Modular Anatomy”、”Articulated Anatomy”のタイトルでSTONE ISLANDと2シーズンに渡るコラボレーションを発表。
(“Modular Anoatomy” via HYPEBEAST)
(“Articulated Anatomy” via Aitor Throup Tumblr)
同年、Dazed & Confused Japanでは彼のイラストが表紙を飾っています。
その後もUmbroのクリエイティブ・コンサルタントやW杯サッカーイングランド代表のホーム・アウェイユニフォームのデザイン、Dover Street Marketでのインスタレーション、C.P.Companyとのコラボレーションなどなど精力的に活動を続けます。
(via Another Magazine)
他にも彼自身のプロジェクトライン “New Object Research” をロンドンファッションウィークで発表したり、少し前だとG-Star Rawのクリエイティブ・ディレクター就任で大きく注目されたり、彼の事はあまり知らなくてもファッションを追っている方だと一度はどこかで聞いた事があるかもしれません。
(via StyleZeitgeist)
ここまで本当に本当にざっと彼の経歴を書いてきましたが、改めて見ると本当に凄すぎて書いてる僕が鳥肌立ってきました。正直全然書き足りない(イギリスのロックバンドKasabianのクリエイティブ面を支えたり…多彩且つ天才)。
僕の拙いイントロダクションで少しでも彼に興味が出た人はぜひ調べてみてください。知れば知るほど彼の才能の底が見えなくなるし、同時代に彼のクリエイションを見れるというのは喜び以外の何物でもない。
ここからTheDSAの紹介は長くなりすぎちゃうので2回に分けます。